- [2001/10/12 19:52:16 sppc2.sci.shizuoka.ac.jp]
Re: 2001/10/10 10:01:42 tokaiteio.inuta.ecei.tohoku.ac.jp
適当なフォルダー (仮に C:\GrWin> とします) に GrWin ライブラリの配布ファイル
を展開したら,統合環境で C:\GrWin\GrWin.h と C:\GrWin\vcpp\GrWin.lib をプロ
ジェクトに追加してください。これだけで多分 OK のはずです。統合環境上で実行も
行う場合には grwnd.exe をパスの通ったフォルダーにコピー/移動しておくことを
お忘れなく。
なお,この掲示板は利用頻度が少なく,また,バージョンアップに伴い古い情報がそ
のまま残ってしまう弊害があるため,近々閉鎖を予定しています。
個別メールですべてののご質問にお答えできるほどの時間的余裕がありませんし,情
報はなるべく多くの人と共有するという精神で,今後はメーリングリスト
http://spdg1.sci.shizuoka.ac.jp/grwinlib/grwin-users.html
にご参加の上で,そちらで質問をしてくださるよう,ご協力お願いします。 > All
- [2001/10/10 10:01:42 tokaiteio.inuta.ecei.tohoku.ac.jp]
お世話になります.Compaq Visual Fortran 6.0 上で本ライブラリーを利用させて
いただこうと考えております.基本的すぎる質問で恐縮ですが,インストール手順と
QuickWin形式のアプリケーション作成時のライブラリーの利用手順を教えていただけ
ますでしょうか.よろしくお願いします.
e-mail : suba36@excite.co.jp
- [2001/05/10 08:41:47 taue01.taito.co.jp]
早速、ご回答いただきありがとうございました。
ご指摘のように改良したところ、問題はほぼ解決
いたしました。
- [2001/05/09 20:10:16 sppc2.sci.shizuoka.ac.jp]
Re: 2001/05/09 17:57:48 taue01.taito.co.jp
頻繁に画面クリアを行うプログラムでは「ちらつき」の発生をおさえることは困難だと
思います。GrWin では「フラッシュ描画」という機能があり,これと「バッファリング・
モード」を組み合わせることでちらつきをある程度おさえることができます。プログラム
的には,
GWsetogn(0, -10); // フラッシュ描画用の OGN として 10 を使う
(ここで描画)
GWflush(-10); // ここでフラッシュ描画を行う
GWsetogn(0, 1); // OGN をデフォルト値に戻す(必要に応じて)
といった使い方をします。ここで,-10 の値は負であれば何でも構いませんが,その絶対値
に等しい OGN が使われていないことを確認してください。詳しくはユーザーズ・マニュアル
を参照してください。
Fortran ソースですが,配布ファイルの demo ディレクトリ中にある soliton.f, dp.f
などが参考になると思います。 動作チェック時に,メニューバーから[ビュー]=>[バッファ
リング] をクリックして,バッファリング・モードを ON/OFF してみると違いがわかるで
しょう。
----
Tsuguhiro TAMARIBUCHI <tamari@spdg1.sci.shizuoka.ac.jp>
- [2001/05/09 17:57:48 taue01.taito.co.jp]
はじめまして、海老原と申します。
先生の作成されたGrWinを使用させていただきアニメーションルーチンを作成
しているのですが、画面クリアがうまくいかず「ちらつき」が発生してしまい
ます。なぜでしょうか?
非常に初歩的な質問ですがお願いいたします。
----- ソース start -----
int main()
{
int i;
GWinit(); // 初期化
GWopen(0); // Window Open
GWvport(0.0f,0.0f,1.0f,1.0f); //ビューポト
GWindow(-WORLDX,-WORLDY,WORLDX,WORLDY); //ワールド座標
//アニメーションさせる
for(i=0;i<10000;i++){
GWclear(19); //画面クリア
GWsetpen(GWkrgb( 0, 0,255),1,1,-1);
DrawRect(...); //描画
}
GWquit();
return 0;
}
----- END ------
- [2001/05/02 14:44:23 ccmurase.nifs.ac.jp]
[Release]でビルドすると警告がエラーに変わるという問題ですが、[Debug]から
[Release]に構成を切り替える時に、リンクの設定が変更されてしまう(つまり、
GrWin.hの指定が消える)事が原因のようです。
問題は全て解決しました。tar.exeの件を含めて、どうもありがとうございました。
- [2001/05/01 12:33:42 sppc2.sci.shizuoka.ac.jp]
Re: 2001/05/01 10:19:12 ccmurase.nifs.ac.jp
.tgz ファイルはもともと UNIX 系のコマンドである tar (もう少し正確には GNU-tar)
により,オプション -cfz をつけて gzip 圧縮したものです。"解凍"は
tar xvfz ファイル名
といった形で行います。Vector など,ネット上で tar.exe で検索すればフリーのもの
が見つかると思います(gzip 対応のものが必要です)。
肝心のエラーの件については,「シングルスレッドであれば/MLの指定で問題は無い」
はずですが,試しに,/MD, /MT オプションでも試してみてください。コンパイル
オプションで問題が解決しない場合は,インクルード・ファイルやプリコンパイル
に問題があるかもしれません。ただ,この辺は私も詳しくないので具体的なアドバイス
ができなくて,すみません。警告メッセージの方は,私のところでは,VC++ 付属の
MSDN(CD版) で"LNK4098"について検索するといくつかヒットします...
まずは,以下のURLから調べてみてください:
http://www.microsoft.com/JAPAN/developer/library/vccore/lnk4098.htm
http://www.microsoft.com/JAPAN/developer/library/vccore/_crt_c_run.2d.time_libraries.htm
- [2001/05/01 10:19:12 ccmurase.nifs.ac.jp]
ご指導ありがとうございました。ビルド設定が[Debug]の場合、デフォルトでのオプ
ション指定が、/MLではなく、/MLdに設定されていることによる警告だったようです。
ところで、紹介されていた.tgzファイルの扱い方がわかりません。実は、tgzファイル
の存在を初めて知りました。調べてみましたが、MSDN(CD版)のヘルプに関連するトピッ
クはありませんでしたし、Internetでもあまり上手くいきませんでした。VC++用のtgz
ファイルの扱い方を教えていただけないでしょうか?
あと、ビルド設定を[Release]にすると、警告ではなくエラーになってしまいます。
シングルスレッドであれば/MLの指定で問題は無いと思うのですが、この問題は上のtgz
ファイルの問題で解決するのでしょうか?
どうかよろしくお願いします。、
- [2001/04/27 18:01:37 sppc2.sci.shizuoka.ac.jp]
Re: 2001/04/27 14:27:01 ccmurase.nifs.ac.jp
すでにお試しのように,必要なファイルをプロジェクトに加えることで,VC++の IDE
開発環境ですべての作業が行えるはずです。
リンク時にご指摘のような警告がでるのは,多分設定されているコンパイルオプション
が配布ファイルのものと一致していないためではと思います。0.99.7 版の配布ファイル
中の vcpp/GrWin.lib は /ML オプションでコンパイルを行ったものなので,シングル
スレッド対応 (LIB.LIB 用) です。したがって,[プロジェクト]->[設定]から,コンパ
イルオプションを /ML に変更すれば警告が消えるかもしれません。また,いろいろな
状況下で GrWin ライブラリを利用できるように,他のオプションでコンパイルしたライ
ブラリファイルを
ftp://spdg1.sci.shizuoka.ac.jp/pub/GrWinlib/contrib/libs
で配布していますので,ご自分の環境に合ったものをダウンロードして使ってみると
よいでしょう。VC++ 関係ですと
lib_0.99.7-vcppmt.tgz --- /MT (LIBCMT.LIB 用)
lib_0.99.7-vcppmd.tgz --- /MD (MSVCRT.LIB 用)
lib_0.99.7-vcppml.tgz --- /ML (LIBC.LIB 用)
があります(Visual Fortran でも使えるはずです)。
なお,同じ警告はヘッダファイルが正しくインクルードされていない場合にも現れるよう
です。より詳しくは LNK4098 をキーワードに msdn を検索してみてください。私も,
最近になってようやくこの辺の事情がわかってきたばかりなので,これ以上のことはわ
かりません。どなたか詳しい方の解説をお待ちします(できればメーリングリストで)。
0.99.7 より,ライブラリ・ファイルを生成するためのツールキット(ソースコード)を
ftp://spdg1.sci.shizuoka.ac.jp/pub/GrWinlib/contrib/GrWinTk-0.99.7.tgz
で公開していますので,腕に自信のある方は是非,未対応のコンパイラなどにチャレンジ
してみてください。そして,成功したらご一報ください。
----
Tsuguhiro TAMARIBUCHI <tamari@spdg1.sci.shizuoka.ac.jp>
- [2001/04/27 14:27:01 ccmurase.nifs.ac.jp]
はじめまして。村瀬と申します。GrWinをインストールし、動作を確認しました。
しかし、これをコンソールウィンドウからではなく、VC++の開発環境からコンパイル
できないのでしょうか?試しに、GrWin.dll,GrWin.lib,GrWin.hを適当な部分にコピー
し、コンパイルしてみたら、実行には問題ないのですが、例えば、デモのpolygonを
ビルドすると、
[LINK : warning LNK4098: defaultlib "LIBC" は他のライブラリの使用と競合しています;
/NODEFAULTLIB:library を使用してください]
という警告メッセージが出てきてしまいます。ヘルプを参照すると、ランタイムライブ
ラリに何らかの問題があるというのは理解できるのですが、このような問題は今まで
経験した事がないので、具体的な対処法が分かりません。
GrWinの問題ではなく、こちらのVC++環境に関する知識の問題のような気もしますが、
よろしければ、対処法をお願いします。
- [2001/04/26 22:15:19 e143228.ap.plala.or.jp]
早速ご返事をいただき、たいへん感謝しております。
C:\GrWin\lGrWn0997\demo>bcc32 -WC -epolygon.exe polygon.c GrWin.lib
C:\GrWin\lGrWn0997\demo>polygo.exe
とした後、Nに値を代入したらカラフルな多角形があらわれました。
どうもありがとうがざいました。
nyaon@amail.plala.or.jp
- [2001/04/26 17:01:12 sppc2.sci.shizuoka.ac.jp]
Re: 2001/04/25 18:49:01 e143220.ap.plala.or.jp
gcc-2.95.2-crtdll.exe は mingw32 という独立した GNU 系コンパイラー
(GNU-Win32)の環境をインストールするためのものなので,Borland C++ (bcc)
を使う場合には不要です。その他のインストールについては問題ないようです。
ただし,gwf77.bat,gwgcc.bat,gwgccw.bat は GNU 系コンパイラーのための
バッチファイルですので bcc では使えません。とくに,gwf77 は g77 (GNU の
fortran) の起動コマンドで,Borland C++ では自分で f2c などをインストール
しない限り fortran は使えません(当然,demo ディレクトリ中の *.f はコン
パイルできません)ので,その点を十分に理解した上で bcc を使ってください。
demo ディレクトリにあるコンソール・アプリケーション polygon.c を bcc で
コンパイルするには
bcc32 -WC -epolygon.exe polygon.c GrWin.lib
などとします。また,ウィンドウズ・アプリケーション tstwinapp.c の場合には
bcc32 -W -etstwinapp.exe tstwinapp.c GrWin.lib
などとします。これらを参考にして gwgcc.bat や gwgccw.bat を書き直し,
gwbcc.bat や gwbccw.bat といった名前のバッチファイルを作ると便利でしょう。
----
Tsuguhiro TAMARIBUCHI <tamari@spdg1.sci.shizuoka.ac.jp>
- [2001/04/25 18:49:01 e143220.ap.plala.or.jp]
はじめまして。GrWinグラフィックス・ライブラリのインストールについてお尋
ねします。Borland C++ Compiler5.5.1上でこのライブラリを利用しようと思って、
lGrWn0997.lzhとgcc-2.95.2-crtdll.exeをダウンロードした後、ディレクトリ
C:\GrWin\lGrWn0997にこのライブラリの配布ファイルを展開しました。それから
Borland C++ Compiler5.5.1がディレクトリC:\Borland\bcc55にインストールされ
ているとして、libGrWin.aをC:\Borland\bcc55\libへ、GrWin.hを
C:\Borland\bcc55\includeへコピーしました。次に、grwnd.exe、gwf77.bat、
gwgcc.bat、gwgccw.bat、lGrWn0997.htmlをパスの通ったディレクトリ
C:\Borland\bcc55\binにコピーし、さらにf77chk.plおよびlibrary.defも同じ
ディレクトリにコピーしました。チェックのためにMS-DOSプロンプト上で
C:\GrWin\lGrWn0997>cd demoとするとC:\GrWin\lGrWn0997\demo>とはなりますが、
続けてgwf77 trigfnと打ち込むと、”コマンドまたはファイル名が違います”
というエラーが出てしまいます。また、gcc-2.95.2-crtdll.exeについてはアイコン
をクリックしてunzipしたのみで、その他の操作は一切おこなっていません。
どこをどのように直せば正しくインストールできるのか、ご教示のほどよろしく
お願いします。
nyaon@amail.plala.or.jp
- [2001/02/28 12:48:53 sppc2.sci.shizuoka.ac.jp]
Re: 2001/02/27 19:22:44 e151151.ap.plala.or.jp
ご存知かもしれませんが,CALCOMP も PGPLOT も既存のグラフィクス・コマンド
体系であり,どちらも GrWin 上での利用と共存が可能です。蓄積されているソフ
トウェア資産は利用しないともったいないので,念のため。
----
Tsuguhiro TAMARIBUCHI <tamari@spdg1.sci.shizuoka.ac.jp>
- [2001/02/27 19:22:44 e151151.ap.plala.or.jp]
お答えありがとうございます。
使用環境は、Compiler BCB5.5で、GrWinグラフィックライブラリ
を使っているので、GWsettxtを使って,位置と大きさを調節していく
ことにします。
---
kuzuma
- [2001/02/27 16:51:30 sppc2.sci.shizuoka.ac.jp]
Re: 2001/02/22 12:55:10 e151140.ap.plala.or.jp
上付きの数字という意味でしょうか? そうだとすると,現在のところ,GWsettxt
を使って,位置と大きさを丹念に調整するしかありません。ただ,試してはいま
せんが,FORTRAN で CALCOMP 系のコマンドを使って実現する例が 森正武著
「FORTRAN 77 数値計算プログラミング」(岩波書店,1986)の19章にあります
ので,ほとんどそのままで GrWin に移植できる可能性があります。また,
TrueType フォントでなくてもよいのなら PGPLOT を使うことができるでしょう。
PGPLOT については
ftp://spdg1.sci.shizuoka.ac.jp/pub/GrWinlib/contrib/pgplot/index.html
を参考にしてください。
----
Tsuguhiro TAMARIBUCHI <tamari@spdg1.sci.shizuoka.ac.jp>
- [2001/02/22 12:55:10 e151140.ap.plala.or.jp]
はじめまして、kuzumaといいます。
ライブラリを使わしていただいています。
そのとき、数字で指数を扱いたいのですが、
サンプルがありましたら、お願いします。
- [2000/10/02 12:29:01 sppc2.sci.shizuoka.ac.jp]
Re: 2000/07/21 08:39:47 proxy.aitech.ac.jp
遅くなりましたが,どちらも,最新版の 0.99.6a で対応しました。ただし,直前の表示に
続けて表示するには,座標の値に 999.0 ではなく,用紙の範囲より十分に外側の(絶対値
の)大きな値を指定してください。この目的のために,使用している処理系(コンパイ
ラ)の浮動小数点数の最大値を返す GWFMAX() という関数が新たに利用可能になっていま
す。
----
Tsuguhiro TAMARIBUCHI <tamari@spdg1.sci.shizuoka.ac.jp>
- [2000/07/21 08:39:47 proxy.aitech.ac.jp]
最近、先生の開発されたGrWinグラフィックライブラリを知り、1週間ほど前から使用させ
て戴いておりますが、気の付いた点がありますので、お知らせ致します。
SUBROUTINE NUMBER(X,Y,H,D,A,ND)で、ND=0を指定した場合、整数部と小数点ではなく、
Dの数値の全てが表示されてしまう。
また、要望として、SYMBOLおよびNUMBERルーチンで、XY¥座標値を999.0とした場合、直前
に出力した数字や文字列に続けて表示できるようにして戴きたい。
以上、お取計らいの程、宜しくお願い致します。
愛知工業大学工学部建築学科 山田 和夫、E-mail: k-yamada@ar.aitech.ac.jp
- [2000/06/29 22:49:43 sppc2.sci.shizuoka.ac.jp]
Re: 2000/06/21 23:04:37 sakura3.ce.muroran-it.ac.jp
Your message has been in a temporary file but had not appeared on this board
due to a trouble on the server computer. I apologize for that.
> Now I am using Digital Visual Fortran 5.0 on WIN98. I want to use the
> GrWin,How can I install the GrWin?
Please check Roberto's site to get instructions:
http://www.ast.cam.ac.uk/~abraham/WindowsPGPLOT.htm
----
Tsuguhiro TAMARIBUCHI <tamari@spdg1.sci.shizuoka.ac.jp>
- [2000/06/21 23:04:37 sakura3.ce.muroran-it.ac.jp]
Now I am using Digital Visual Fortran 5.0 on WIN98. I want to use the GrWin,How can I install the GrWin?
Zhang Guangfeng
Muroran Institute of Technology
zhang@news3.ce.muroran-it.ac.jp
- [1999/10/25 18:18:36 sppc2.sci.shizuoka.ac.jp]
Re: [1999/10/22 12:33:58 165.93.106.105]
> ある関数式を計算させながら、同時にグラフィックの画面に表示させることはできるの
> でしょうか?
このライブラリはそのような利用法を想定して開発されていますので,もちろん可能
です.
したがって,簡単なアニメーションも可能です.アニメーションの例としては,demo
ディレクトリ中の soliton.f (KdV ソリトンの伝播) や dp.f (二重振り子) を参照して
ください.どちらの例も,(微分)方程式を解きながら結果を逐次表示することにより,
簡単なアニメーションを実現しています.
----
Tsuguhiro TAMARIBUCHI <tamari@spdg1.sci.shizuoka.ac.jp>
- [1999/10/22 12:33:58 165.93.106.105]
はじめまして.FORTRANを少しかじったものです.
素人質問になってしまうと思いますが、
このGrWIN Graphics Libraryにおいて、ある関数式を計算させながら、同時にグラフィッ
クの画面に表示させることはできるのでしょうか?つまり、計算結果の1点,1点を同時に
表示させることができるのでしょうか?(たとえばsin関数を計算させながら1点ずつ表示
させることはできるのでしょうか?)
- [1999/08/24 16:36:01 sppc2.sci.shizuoka.ac.jp]
Q:特定の漢字を使うとコンパイル時に警告メッセージが現れ,期待通りの結果が得られま
せん.どうしたらよいでしょう?
A:これは GNU-Win32 のように漢字をサポートしていない処理系で生じる一般的な問題で、
2バイト目にエスケープ文字を表す「円記号」 '\' (0x5C) が含まれる特定の2バイト文
字をそのまま文字列に使うと、'\'とその次の1バイトがエスケープ文字と認識されてし
まうことによります。
この問題はそのような漢字を,1バイト目は16進表記し,2バイト目は「円記号」
を表すエスケープ文字 '\\' を使って表すことで回避できます.たとえば、'能'の
シフトJISコードは '0x945C' なので
WRITE(*,*) '能率 = '
などとするとこの問題が生じますが、
WRITE(*,*) '\x94\\率 = '
で、期待通りの結果が得られます。C の場合も同様です。詳しくは、
http://spdg1.sci.shizuoka.ac.jp/grwinlib/make.html
を参照してください。
- [1999/07/13 18:29:35 sppc2.sci.shizuoka.ac.jp]
Q:コンソール・ウィンドウを使わないウィンドウズ・アプリケーションの作成は可能で
すか?
A:gcc (GNU の C) や gpp (GNU の C++) では,一応,可能です.「一応」というのは,
現在のバージョンでは,ライブラリはコンソール・アプリケーションの作成を前提と
していて,エラー・メッセージの出力先がコンソール・ウィンドウに固定されている
ために,ウィンドウズ・アプリケーションの実行中にライブラリでエラーが起こると
アプリケーション・エラーが発生してしまうからです.エラーがなければそのまま使
えるようです.この問題は将来の版では改善される予定です.
ウィンドウズ・アプリケーションを作成するにはリンク時のオプションとして,
-Wl,--subsystem,windows -lGrWin -mwindows
を指定します.gwgcc.bat 中の 'console' を 'windows' に書き換えたものを,例え
ば gwgccw.bat という名前でパスの通ったディレクトリに入れておくと便利でしょう.
ウィンドウズ・アプリケーション用のソース・コードのサンプルが
http://spdg1.sci.shizuoka.ac.jp/grwinlib/demo/tstwinapp.c
にありますので,ダウンロードし,上で述べたバッチ・コマンドを使って
gwgccw tstwinapp
とすれば,exe ファイルが出来上がります.このようにして作った exe ファイルが
ftp://spdg1.sci.shizuoka.ac.jp/pub/GrWinlib/examples/exe/tstwinapp.exe
にありますので,ダウンロード (まだなら grwnd.exe も) すれば動かしてみること
ができます.
----
Tsuguhiro TAMARIBUCHI <tamari@spdg1.sci.shizuoka.ac.jp>
- [1999/07/02 13:25:18 sppc2.sci.shizuoka.ac.jp]
Q: GWkybrd を使ってキーボードの状態を読取るとき,ループしてしまい1文字だけを
読み取ることができないのですが,どうしたらよいでしょう.
A: 1文字を読み取ったら,キーが放されるまで待たなければなりません.
例えば C の例ですと,以下のようにします.
//----------------- ここから -----------------
#include <stdio.h>
#include <ctype.h>
#include <GrWin.h>
#include <windows.h>
int GWgche(void);
int main()
{
int c;
int ID = 0;
GWinit();
GWopen(&ID);
while( (c=GWgche()) != VK_ESCAPE)
switch(c) {
case VK_LEFT:
printf("LEFT\n");
break;
case VK_RIGHT:
printf("RIGHT\n");
break;
case VK_UP:
printf("UP\n");
break;
case VK_DOWN:
printf("DOWN\n");
break;
default:
if(isprint(c))
printf("%c %d %x\n",c,c,c);
else
printf(" %d %x\n", c,c);
}
printf("ESCAPE\n");
GWquit();
exit(0);
}
int GWgche(void)
{
int cold, c = 0, cnt, flg;
while(!c) GWkybrd(&c, &cnt, &flg);
cold = c;
while(c) GWkybrd(&c, &cnt, &flg);
return cold;
}
//----------------- ここまで -----------------
---
Tsuguhiro TAMARIBUCHI <tamari@spdg1.sci.shizuoka.ac.jp>
- [1999/05/27 20:34:20 sppc2.sci.shizuoka.ac.jp]
[1999/05/27 13:32:49 47.pool9.osaka.att.ne.jp] について
以下は GWPOLYGON の使用例です.
Tsuguhiro TAMARIBUCHI <tamari@spdg1.sci.shizuoka.ac.jp>
--------------------------------------------------------
PARAMETER(N = 7, PI = 3.141593)
REAL PN(2,N)
C
DATA ID/0/
C
CALL GWINIT
CALL GWOPEN(ID)
CALL GWVPORT(0.0,0.0,1.0,1.0)
CALL GWINDOW(-0.1,-0.1,1.1,1.1)
DO K = 0, 1
T = (2*K-1)*PI/2
DO I = 1, N
PN(1, I) = 0.5+0.4*COS(T)
PN(2, I) = 0.5+0.4*SIN(T)
T = T + 2*PI/N*(N/2)
ENDDO
CALL GWSETBRS(13+K, 1, -1)
CALL GWPOLYGON(PN, N, -1)
ENDDO
CALL GWQUIT
END
- [1999/05/27 13:32:49 47.pool9.osaka.att.ne.jp]
誰か教えてください.
多角形を描画するGWPOLYGONの書き方がわかりません.
特にGPOLYGON(POINTS,N,MN)のPOINTS(頂点の座標を与える部分)
がわかりません.
色々試してみたのですが,描画されません.
教えてください,お願いします.
- [1999/05/19 23:52:13 sppc2.sci.shizuoka.ac.jp]
TeX に結果を張り込んだりするときに必要な「EPS ファイルの作り方」のメモです:
1.適当なPSプリンタのドライバーをインストールする(接続されていないものでもよい).
2.GrWnd で必要な結果が得られたら,PSプリンタを選択し,「ファイルへ出力」する.
3.出力されたPSファイルを GSview で開く.このとき Options -> EPS Warn が
チェックされていることを確認すること.
4.一旦,File -> Close し,File -> Show Messages で EPS の生成で問題となる警告
を調べる.例えば,
Warning: EPS file must not use /setpagedevice
Warning: EPS file must not use /statusdict
が表示されたら,エディタでPSファイルを開き,問題となる文字列が含まれる
'[{' ... '} stopped cleartomark'
のブロックをすべて消去する.たとえば,
[{
%%BeginFeature: *Resolution 300dpi
1 dict dup /HWResolution [300 300] put setpagedevice
%%EndFeature
} stopped cleartomark
を消去する.
5.項目3.と4.を繰り返し,警告が消えたことの確認の後,再び GSview でPS
ファイルを開き,File -> PS to EPS で EPS ファイルを作る.
6.デフォールトでは用紙の向きがランドスケープになってしまうので,ポートレート
に変換したいときは psutils の epsffit を用いてEPSを回転する.なお,Windows
で動く psutils は
ftp://ftp.xraylith.wisc.edu/pub/khan/gnu-win32/mingw32/ports/
にある.
以上.
Tsuguhiro TAMARIBUCHI <tamari@spdg1.sci.shizuoka.ac.jp>